クロスライセンス
企業間で相互に技術交換を行い、商品を生産することをクロスライセンスと呼びます。相互ライセンスと呼ばれる場合もあります。
2つ以上の企業が、それぞれが所有する製造技術や特許使用の技術をお互いに行使する許可をすることで成立します。
技術が発展し企業間競争が激化していることから、他社の特許に触れずに技術開発することが厳しいのが現状です。
そのため、技術提携としてクロスライセンス契約を交わすことで、特許紛争を事前に回避しようとする企業が増えています。
異業種間においては、お互いに特許を利用しても事業範囲に悪影響を与える可能性が低いので、クロスライセンスは成立しやすくなります。
一方で、同業者間でのクロスライセンスは、お互いの事業範囲に影響が出る場合が多いため、戦略的な思考が求められます。
